羊をめぐるブログ

趣味の色々について書きます

2021

はじめに

「2022年の振り返り」の間違いと思いましたか? 2023年に書かれてはいますが、これは間違いなく、2021年の振り返りです。本当は昨年の初めに、一人アドベントカレンダーの最終として書こうとしていたのですが、途中で力尽きてしまったので、今更ながら残しておきます。 色々考えさせられるようなことがあったのですが、大体忘れてしまったので、今でも覚えている自分の中の教訓的なものを残しておこうと思います。

逃げられる人間は逃げる

2021年はスタートアップにお世話になっていた。 明確にすべき事業も無いぐらいのフェーズ&規模感。 いくつかサービスの立ち上げに関わらせてもらったが、最終的に僕は、もううまく行く気がしないので、新規には関わりません、という様な感じで逃げた。他の人が会社や学校を辞めるようなリスクを取っている中、僕は修士課程を無事に終えようとしていたし、新卒での就職先もあった。そんな中で以下の記事を見つけた。以下の記事を書いている人達は逃げられた側だが、僕は完全に逃げた側であった。ある程度日常生活を犠牲にしていたものの、それ以上の対価や経験を得られたことを感謝していたし、できる限り頑張るつもりであった。しかし、逃げた。これは僕が、何も不可逆的なものを捧げていなかったからだと。だから今後、もし自分が逃げることを許されないような環境に身を置くならば、何か失えないものを捧げるべきだし、他の人が逃げても大丈夫なように心を備えようと思ったのだった。

ぼくは村作りビジネスをやめる。そう決断するにいたった全経緯と教訓について

起業失敗の話。起業を志す皆さんに敗残者からお伝えしたいこと | ニュー アキンド センター

継続的でない成功はどんなに大きくても単なる運である

ある程度大きい仕事をもらえ、それが順調にいき、大きいお金をもらえた時期があった。完全に他の人のおかげとはわかっていたものの、ある程度自分が頑張ったと思える部分もあったので、多少の自信を持ってしまった。しかしその後、結局自分がいたからと行って事業がうまくいくわけは1mmもないし、今の仕事でバリューを発揮できているわけでもない。なのに、あの時の成功体験が自分にしょぼい自己肯定感を持たせてしまっている。人間、ある程度何かに取り組んでいれば運によって救われるタイミングが来たりする。2回波に乗れれば実力と言っていいだろうが、1回ならばただの運である。もし何度か乗れたとしても、過去の成功体験に囚われては行けない。運をつかむのでなく、引きづり込めるようになってからが本当の自分の実力と言えると思うし、そうあれるよう努力していきたい。

このサービスに賭ける、という様なことはしない

基本的にサービスは失敗する。失敗するというよりは、当初見ていた目標が、目指すものではなくなったりする。 なので、最初に決めたコンセプトに従って、これがダメだったら終わる、などとするのは良くないし、もし違うと思ったならまた別のものに変更すべき。作ったら作ったで愛着が湧いてしまうが、とにかく微妙なものに固執すべきではない。

適切な目的が決まったなら大体のことは終わっている

研究で言われたことだが、他のことにも言えると思う。 目標が適切なら必然とやるべきことが決まるし、それを達成したいという欲も尽きない。 だから焦って中途半端な目的を設定してはいけない。目的に沿って何か行動をするのは、着実に何かが進んでいる快感があるので、つい安易な目的を設定してしまいがちだと思うが、これは完全な間違いであると思う。かと言って何も行動しないのは良くないので、